インプラントの不安や疑問は、インプラントQ&Aで解消

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インプラントQ&A FAQ

インプラントQ&A FAQ

患者さまから多く寄せられる質問をピックアップしました。
インプラント埋入治療について不安や疑問がございましたら、こちらをご覧ください。

インプラント埋入治療は誰でも受けられますか?

多くの方が治療を受けられますが、年齢や顎骨の状態、疾患の有無などによっては適さない場合もあります。とくに糖尿病、肝臓疾患や心臓疾患、喫煙量が多い方などはインプラント埋入治療を受けられない可能性があります。
顎骨が少ない方については、骨造成によって治療を受けられるようになる場合があります。

インプラントはどのくらいもちますか?

ほとんどの患者さまが、治療が終わってから10年はもつとされています。20年以上もつ方も多くいらっしゃいます。しかし、インプラント埋入治療に成功したとしても、一生もつとは限らないのでご注意ください。ご自宅での日々のケアや、定期的にメンテナンスを受けていただくことにより、インプラントをより長く使うことができます。

金属アレルギーが起きる可能性はありますか?

顎骨に埋入するインプラント体は、チタンが材料になっています。チタンはリンパ液や汗などに触れても溶けにくいとされています。そのため、インプラントによって金属アレルギーが出る可能性はとても低いと考えられています。

インプラントが体に悪い影響を及ぼすことはありますか?

インプラント体はチタンとよばれる金属で作られています。チタンは生体親和性に優れ、骨折の治療などでも使用されています。さらに、腐食もしないので体への悪影響はほとんどありません。また、インプラント体が顎骨に埋入されていても、CT撮影やMRI検査には影響しません。

インプラント埋入治療により、どれくらい噛めるようになりますか?

一般的な入れ歯はしっかり固定されずにずれることもあり、噛む力は天然歯の3分の1ほどになるといわれています。一方、インプラント埋入治療はインプラント体(人工歯根)が骨と結合してずれないので、天然歯と同じくらいの力でしっかり噛めるとされています。

見た目でインプラントをしていることがわかりますか?

入れ歯のように金属のクラスプ(留め金)などを使わないので、口元が目立ちません。また、上部構造(人工歯)は多くの場合、セラミックという白く透明感のある素材で作られます。装着したときに残っている歯と調和が取れるよう調整するので、見分けがつきにくい自然な見た目になります。

インプラントを埋入する手術は痛くありませんか?

手術中は麻酔をするので、痛みを感じることはほとんどありません。治療に要する時間は1本あたり20分ほどとなり、骨造成の治療を要する場合でも1時間ほどで完了します。もし、手術中の痛みに強い不安を覚える場合は、リラックスして治療を受けられる静脈内鎮静法という麻酔の方法を検討することも可能です。

インプラントを埋入する手術に入院は必要ですか?

インプラント埋入治療では外科手術を要しますが、基本的に入院することはありません。ただし、手術を受けた後は入浴や飲酒を控える、激しい運動をしないようにするなど、いくつかの注意点を守っていただく必要があります。こうしたポイントに気をつけていただくことで、顎骨に埋めたインプラント体が定着しやすくなります。

手術後に痛みや腫れはありますか?

手術が終わった後に抜歯をしたときのような痛みを感じることはあるものの、痛み止めの薬で緩和できる範囲だといえます。腫れも痛みと同様にしばらくすると改善しますが、骨造成の治療を受けた方は腫れることがあります。しかし、この場合も指示されたとおりに薬を飲むことで治まります。

治療期間はどれくらいになりますか?

治療期間については個人差がありますが、まず上顎と下顎で差が出てきます。下顎の方は骨密度が高いなどの特徴があるため、治療期間が短くなる傾向になります。このほか、インプラントの本数や歯周病の有無、骨造成手術の必要性などが治療期間にかかわりますが、下顎であれば手術をしてから歯が入るまで2ヵ月以上、上顎であれば4ヵ月以上を目安と考えていただきたいと思います。

インプラント埋入治療に健康保険は適用されますか?

入れ歯やブリッジには保険診療もありますが、インプラント埋入治療は基本的に保険が適用されない自費診療になります。ただし、インプラント埋入治療は医療費控除の対象になります。1~12月の1年間にかかった医療費を合算して確定申告することにより、所得税の還付を受けられる場合があります。

治療できないケースもありますか?

糖尿病、心疾患、脳疾患といった全身疾患をおもちの方や妊娠中の方で、リスクが大きいと判断された場合は治療をお断りすることがあります。また、歯周病や虫歯が確認された場合は、治療をしっかり行なってからしか、インプラント埋入治療を始められない場合があります。

手術後のお手入れ方法について教えてください。

インプラント埋入治療を終えた後のメンテナンスは、長くインプラントを使っていくうえで非常に大切です。ご自宅では天然歯と同様、丁寧に磨いて汚れを落としてください。また、定期的に歯科医院に通っていただき、検診やクリーニングなどのメンテナンスを受けましょう。インプラントの周囲は細菌に感染しやすいため、ケアやメンテナンスに気を配ってください。

治療に失敗したら…、と考えてしまい不安です。

健康的な人工歯をご提供できるよう、適切な治療を心がけています。しかし、治療行為なので「必ず成功する」とは言い切れません。インプラント埋入治療でとくに重要なのが「インプラント体と顎骨の結合」ですが、失敗するケースとしてはこの工程に集中します。もし、患者さまの体質などにより結合が難しいと判断された場合は、費用を全額返金する保証制度を設けていますのでご安心ください。

インプラント埋入治療の価格は高くないですか?

入れ歯やブリッジと異なり、インプラント埋入治療は自費診療になります。さらに、治療のために必要な装置を導入し、担当する歯科医師が学識や技術を高めるための投資も必要になります。こうしたことから、インプラント埋入治療の価格が高いとされています。しかし、「これからも天然歯と同様に快適に噛める」ということなどを大きなメリットと捉える方であれば、「価格が高すぎる」ということはないともいえます。

●インプラント埋入治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。

●麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用

・歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。インプラントによる治療などの自費診療(保険適用外)で笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法、全身麻酔を行なう場合は自費診療となり、保険診療よりも高額になります。保険診療となった場合も、高額になることがあります。これらの麻酔法を保険診療で行なうには治療内容など条件がありますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
・表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
・浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
・笑気吸入鎮静法の実施により、ごくまれに効果が切れたあとの吐き気や嘔吐、末梢神経障害が現れることがあります。
・静脈内鎮静法の実施により、薬剤による影響や全身疾患との関連から重篤な副作用を引き起こすことがあります。持病のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
・全身麻酔により、吐き気や嘔吐、肺炎、アナフィラキシーショック、悪性高熱症などを発症することがあります。また、誤嚥性肺炎を起こすことがあるため、治療前日24時以降は絶食いただいています。
・そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
・麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
・アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。

●骨造成にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・外科手術が必要となります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
・歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
・口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
・日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
・サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
・体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
・骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。

●クリーニング・PMTCにともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
・歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
・歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
・着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。

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